銀行から融資を受けたい!って人向けに、銀行員が決算書のどこを見るか教えます!

起業・経営

事業を拡大していくにあたって必要となるのが銀行からの融資。

どうすれば銀行から有利にお金を借りれるのか?

今回は銀行員が決算書のどこを見るのかをお伝えしますね!

銀行員は決算書のココを見ている!

銀行はお金を貸すことによって、その利息で儲けているわけですから、銀行というのはそもそもお金を貸したい!と思っている組織だと認識しましょう。

それで融資の申し込みの際に、今後の事業展開が~とか、予測としては~とか経営者は語りますが、

銀行は決算書で形式的に判断していると認識を改めましょう。

だから、形式的に貸せる理由があるから、貸す。それだけの話です。そのうえでの決算書のどこを見ているかというと…

1、債務超過ではないか

債務超過とは、決算書上の負債の合計が資産の合計を上回っている状態をいいます。簡単に言うと、負債とは「今後支払わないといけないもの:で資産とは「財産のようなもの」なので、

債務超過とは、会社の財産より、今後払わないといけないものが多くある状態ということなので、

形式的に経営が破綻してます。

だから貸せません。

2、借入金の総額を税引き後利益+減価償却費で割ったとき、返済期間が何年になるか?(債務償還年数)

まず、借入金の返済の原資って何になると思いますか?

それは利益です。

だから借りたお金は利益で返します。

それに加えて減価償却費とは計算上経費計上しているものなので、実際にお金は支払っていない、という性質があるので、

実際の返済の原資は、税引き後当期純利益+減価償却費となります。

借入金の総額を、上記の返済の原資で割ることによって、見えてくる指標があります。

それは、「その借入金の総額を利益で何年で返せるのか?」という視点です。

銀行によってばらつきがありますが、通常は10年が正常な融資先と判定されます。

なので例えば毎期利益が300万円出ている会社だったら、借入の総額は3000万円が限度ということです。

実際のわたしの感覚としてもそれくらいでしょう。

銀行から融資を受けたいときは、上記二点を押さえてくださいね!

ぶっちゃけ、経営状況が悪い会社でも信用保証協会と言って、融資先が破綻したら、肩代わりをしてくれる組織もあるので、経営状況が悪くても融資を受けられることがありますが、

その場合は、借入の際信用保証協会に信用保証料を支払わなければなりません。

なので、実力でお金を借りようと思ったら、上記二点は押さえておいてくださいね!

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