【建設業会計】建設業で使う特有の勘定科目について解説

税務・会計

皆さんこんにちは、鹿児島の税理士の引地です。

今回は、建設業会計特有の勘定科目について解説したいと思います。

建設業については、建設業会計、といって、他の業種と違う勘定科目が使われていたりします。

特に、建設業許可を受けようと思っている方については、建設業特有のの勘定科目を使うことが求められるため、注意するようにしましょう。

建設業特有の勘定科目とは

一般の業種との対比で見ていくことでイメージが付きやすいので、対比して表記しますので、会計ソフト上の勘定科目も右の勘定科目に変更するようにしましょう。

●損益計算書上の用語

一般の業種の勘定科目建設業特有の勘定科目
売上高完成工事高
売上原価完成工事原価
売上総利益完成工事総利益

●貸借対照表上の用語

一般の業種の勘定科目建設業特有の勘定科目
売掛金完成工事未収入金
仕掛品未成工事支出金
買掛金工事未払金
前受金未成工事受入金

●その他(一般の業種では、製造原価報告書で使用する勘定科目など)

一般の業種の勘定科目建設業特有の勘定科目
製造原価完成工事原価
製造間接費工事間接費
製造部門施工部門(工事間接費を、施工部門、補助部門に配賦する際に使用)

余談

引地税理士
引地税理士

建設業会計の場合は、完成工事原価報告書まで作成するようにしましょう(一般にいう、製造原価報告書の様式)

建設業許可にあたって、「完成工事原価報告書の添付はありませんか?」と聞かれますから。。。

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